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朝鮮新報 2010年11月24日 
「海南島の同胞消息を知らせて」

■「海南島の同胞消息を知らせて」
 『民衆新聞』(のちの『朝鮮新報』)16号(1946年4月15日)に「海南島同胞実情」という記事が掲載されていた。
 その記事には、日本占領下の海南島に連行され、日本敗戦後、帰国を待ち望んでいる朝鮮人の窮状を訴えるために、海南島から日本に密航してきた金錫溶さんと李順永さんが、在日本朝鮮人聯盟を訪問し、海南島にいる朝鮮人同胞の帰国の実現のために、連合軍と中国代表団に働きかけるよう依頼した、と書かれている。
 金錫溶さん(29歳)の故郷は平安北道寧辺郡鳳山面陽地洞)、李順永さん(30歳)の故郷は忠清南道牙山郡祈昌面五木里。
 わたしは、海南島近現代史研究会に所属し、海南島に強制連行された朝鮮人のことを調べている。金錫溶さんと李順永さんの消息、海南島からの同胞帰国にかんして在日本朝鮮人聯盟がどのような活動をしたのか、『民衆新聞』をひきついでいる『朝鮮新報』の読者のなかに、なにかご存知の方がいらしたら、教えていただきたい。
                             海南島近現代史研究会 金靜美
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