紀州鉱山の真実を明らかにする会

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共同通信社 2010年3月28日午後7時19分配信
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「連行朝鮮人の追悼碑完成 三重・紀州鉱山跡近くで除幕式」

 第2次世界大戦中、三重県旧紀和町(現熊野市)の紀州鉱山(閉山)に強制連行され、死亡した朝鮮人を追悼する石碑が鉱山跡近くに完成し、除幕式が28日行われた。

 連行されたのは1940〜45年に約1300人とされるが、地元でもあまり知られていないため、市民団体「紀州鉱山の真実を明らかにする会」(キム・チョンミ事務局長)などが約13年前から取り組んできた。

 「なぜここで命を失わなければならなかったかを明らかにし、その歴史的責任を追及していきます」とプレートに書かれた碑の前に、死亡が確認された35人の名を1人ずつ記した同数の石を配置。今後も調査を続け、新たに判明した死亡者の石を加えていくという。

 除幕式には、在日韓国・朝鮮人や学識者、地元住民ら100人以上が参加し、花を手向けた。韓国で死亡者の戸籍調査にかかわった安浩烈さん(57)は「痛々しい過去が明らかになり、日韓関係がより良くなるきっかけになれば」と話した。

 【写真】完成した追悼碑の前に花を手向ける除幕式の参加者=28日午後、三重県熊野市紀和町
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