名古屋高裁の審理不十分なままの「弁論終結」・「判決」に抗議する
本日午後4時からの名古屋高裁民事3部の法廷に、原告をふくむ紀州鉱山の真実を明らかにする会の会員・支援者は、出廷・傍聴しません。
2か月前の4月10日の熊野市を被告とする控訴審の第1回口頭弁論のときに、名古屋高裁民事3部の長門栄吉裁判官ら3人の裁判官は、原告の主張を十分聞こうとせず、証人申請も却下し、短時間で、突然弁論を終結しようとしました。
原告は、長門栄吉裁判長が、「弁論終結……」と言いはじめたとき、ただちに、3人の裁判官全員の忌避を申立てました。
この忌避申立てと、傍聴席からの怒りの声に、その後の長門栄吉裁判長の発言は、聞きとれませんでした。
後日、原告が、この日の「第一回口頭弁論調書」をとりよせてみると、そこには、「指定期日 2012年6月7日午後4時00分(判決言渡し)」(原文、「元号」使用)と書かれていました。
これにより、原告をふくむ紀州鉱山の真実を明らかにする会の会員らは、一方的に名古屋高裁民事3部の裁判官が「期日指定」していたことを知りました。
審理をほとんどおこなわずに弁論を終結させようとした3人の裁判官にたいする原告の忌避申立てにかんする特別抗告を、5月30日に最高裁判所第2小法廷は受理しましたが、最高裁判所第2小法廷は、本日現在、忌避申立てについて、まだ判断をしていません。
原告は、法と社会正義にもとづく正当な訴訟指揮をおこなわなかった名古屋高裁民事3部の長門栄吉裁判官らの「判決」を受け入れることはできません。
本日、原告をふくむ紀州鉱山の真実を明らかにする会の全会員は、出廷・傍聴を拒否することによって、対熊野市控訴審における名古屋高裁の実質審理をほとんどしないままでの強権的な「弁論終結」と形式的な手続きのみでなされる判決に抗議する意思を示します。
2012年6月7日
紀州鉱山の真実を明らかにする会
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